在庫管理 経営・評価

 

 

 在庫管理は、資金繰りと並んでもっとも大切な管理項目のひとつです。在庫は足りなくても困るし、多くても困 るという性質のものであり、資金が多くても困ることはないということを考えると、資金繰りよりも難しい管理項目だといえます。

 

在庫管理を適正に行うには、 いつ、どこで、誰が、いくらの価格で、何を買っていくのかをよく分析する必要があります。

 

 

在庫を簡単に説明すると、売るための商品のうち、いまだ販売されずに残っているものとなります。

 

 

   在庫の価格評価

在庫が経営にどのように影響をもたらすかは、実際に会社を経営してはじめて実感するものです。

 

 

飲食業を例にとって考えてみると、来るか来ないかわからないお客さまのために、食材を用意しなければなりま せん。ホームパーティの場合、あらかじめ来る人の人数、年齢、性別などの情報がホスト側でわかっています。 しかし、それでもちょうどよい量の食材を用意することは至難の業です。

 

 

多くの場合、食材は日持ちするものではないので、無駄な在庫 (食材) を 抱えると、その食材の購入にかかった支出額がすべて損失となってしまいます。反対に、損失のリスクを回避するために、過少在庫状態で経営を行うと、突然来 店されるお客さまに十分なサービスを提供することができません。 品切れなど、お客さまに対するサービスが低いお店が流行ることはあり得ません。

 

 

多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメ。在庫管理はじつに難しいものです。

 

 

 

   在庫管理で注意すべきこと

在庫管理でもっとも注意すべき点は、お客さまの商品ニーズを的確に把握することです。

 

 

商品をどのような形でお客さまに提供するのか、また会社が販売する商品はどのような性格を有しているのか、 といったことの分析も必要です。ターゲットにするお客さまは誰なのか、曜日によってターゲットは変化するのか、天候に左右されるのかをきちんと理解してい なければなりません。 これはマーケティングでもあります。

 

 

在庫を的確に把握するためには、自社独自のマーケティングを行い、経営者がうまく舵取りをしなければなりません。マーケティングを行わなかったがゆえに、在庫管理が機能せずに倒産した会社はたくさんあります。

 

 

 

   在庫管理の工夫

コンビニエンスストアは、小さい売り場と小さい倉庫で多くの種類の商品を売るために、在庫管理に工夫を凝ら しています。

 

 

販売する品種を増やせば商品の数が少なくなり、品切れのリスクが増えます。反対に品切れを防ごうと商品の数を増やせば、販売する品種を少なく しなければなりません。

 

 

しかも食料品については賞味期限が設定されていて、期限を過ぎると販売できなくなるのです。 そこで多頻度配送が行われます。 一日に何度も配送し、倉庫が一杯になることなく、同時に品切れになることを避けます。

 

 

また、いつ、誰が、何を買うかを徹底的にデー タで分析し、季節や天候、気温とともに、近所に運動会などの行事があるかどうかを調べ、その日に何がよく売れるかを予測して品揃えをしています。

 

 

コンビニ エンスストアは、非常に緻密で科学的な在庫管理の元に成り立っている商店なのです。

 

 

 

   在庫の価格評価

もうひとつ注意すべき点は、在庫の価格評価です。

在庫をいくらで評価するかは、抱えている在庫の量と同じく 非常に重要なポイントです。とくに市場の価格変動が大きな商品を扱っていたり、在庫を抱えている期間が長い場合には、事前に専門家によく相談して、在庫の 評価方法を決めることが大切です。

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