体調不良を理由に欠勤や早退を繰り返す従業員について

Q; 体調不良を理由に欠勤や早退を繰り返す従業員がいます。そもそも本当に病気なのか疑問なのですが、医師の診断書を求めてもよいのでしょうか?日々の業務にも支障が出ており、何らかの処分を検討しています。どのように対応したらよいでしょうか。

 

 

A; その従業員に対して、欠勤や早退の理由が正当なものであったことを提示させればよいと考えられます。

 


正当な理由のない欠勤や早退であったならば、職務放棄とみなして、または、診断書等の提出を拒むのであれば、業務命令違反として懲戒処分します。

 

 

なお、年次有給休暇を取得している日については、理由の是非を問うことが出来ません。 その欠勤が年次有給休暇でないかどうかの確認が必要です。

 

 

この場合、重要なことは懲戒処分の理由です。そして、念頭に置いてもらいたいことは、「診断書を出さないこと」自体を理由に懲戒処分することが、会社にとって危険であるということです。

 

 

なぜなら、診断書というのは個人情報の最たるものですし、人には知られたくない病気というのもあります。

 

 

 

また、診断書を提出させるには就業規則上の記載を根拠とする必要があるので、記載がない場合は、従業員に命じることが出来ませんし、上記の理由から個人情報の侵害に当たるとして、従業員に反撃の余地を与えてしまいます。

 

 

 

 では、いかにして「診断書」を出させるのか。「診断書」を出させる根拠・理由が必要になります。今回の件では、業務に支障が出ているので、上述した通り当該欠勤が「客観的、合理的に考えて正当な理由」によるものであることを証明させればよいと考えられます。

 

 

 

従業員には「診断書」ではなくて「客観的、合理的に考えて正当な理由である証拠」を提示することを命じることになりますが、その証拠となるものの一つに「医師の診断書」があります。

 

 

診断書でなくても意見書でも構いませんし、あるいは怪我が理由であれば怪我をしている箇所を実際に見せてもらうということでも構わないでしょう。